新築マンションに導入されていることもある住宅設備、ディスポーザーをご存知ですか?
生ゴミ処理をしてくれる大変便利な設備ですが、使ったことがない方にとってはどのように機能するかわからない、故障したときの対処法は?など不安もありますよね。
今回はそんなディスポーザーについて、具体的にどのような設備なのか、メリットデメリットも含めて解説します。
新築マンションに多い? 賃貸物件の設備ディスポーザーとは
ディスポーザーとは生ゴミの粉砕処理器のことで、キッチンの排水溝と一体になった形をしています。
人差し指程度の太さの水を流しながら生ゴミを粉砕しそのまま流しきってしまうので、匂いや虫の発生を防ぐことができます。
戸建て住宅や分譲マンションなどに導入されることが多い設備ではありますが、賃貸物件にもディスポーザーのついたお部屋はあります。
ディスポーザーの寿命は7年程度とされていますので、その物件の築年数も確認しておきましょう。
ディスポーザーは使い方によって2種類に分かれますが、基本的な使い方は
●水道の水を流したままにする
●生ゴミを投入してフタを閉める
●電源を入れて粉砕する
●粉砕が終わったら電源を切り、水を止める
といった手順になります。
1回に投入できる生ごみの量はコンビニ弁当1個分程度です。
大量に生ゴミが出たときには何度かに分けてディスポーザーにかけることになります。
粉砕して細かくするとはいえ、生ゴミを直接排水口に流していいの?と感じられるかもしれません。
ですが、設備導入されているマンションなどでは各家庭の排水が一旦マンションの処理設備に集まり、そこで固形物の分離やバクテリアによって処理されてから下水道に流す、といった仕組みになっています。
そのため家庭の生ゴミをディスポーザーに入れても問題ないのです。
反面、このようなマンションごとの処理設備が必要なため、自分の部屋に後付けでディスポーザーをつける、といったことはできません。
ディスポーザーを使いたいのであれば、元々装備されている物件を探すことになります。
このようなディスポーザーですが、排水を流す場所でもあるので汚れが溜まって悪臭などの原因になります。
普段のお手入れはブラシでこするか、汚れが気になれば中性洗剤を使います。
もっとしっかり掃除したいというときには、重曹1/2カップ、クエン酸1/4カップ(または酢50ミリリットル)をディスポーザーにふりかけ、60度以下の熱すぎないお湯を注いでから30分ほど置いて流します。
さらにディスポーザーの半分程度の氷を粉砕しておけば、詰まったカスなどが取り除けますよ。
賃貸設備のディスポーザー、メリットデメリットとは?
このように便利なディスポーザーですが、やっぱりメリットデメリットの両方があります。
実際に使用した人では「便利!」という人と、「なくてもよかった」という人に意見が分かれるという話もあります。
メリットが上回るか、デメリットが上回るかは人によって違うため、自分はどちらだろうと比較してみてください。
それではメリットデメリットをご紹介します。
ディスポーザーのメリット
最大のメリットはやっぱり生ゴミの処理が大幅に減ることでしょう。
水分が多い生ゴミは、特に夏場にはすぐに悪臭が発生しがちで、コバエやゴキブリも誘き寄せます。
ディスポーザーによって毎日生ゴミをなくしてしまえるので、このような悩みがかなり減らせます。
また、可燃ゴミ自体の量を減らすことができてゴミ出しが楽になるほか、ヌメりなどが減らせて掃除が楽になるといったメリットもあります。
ディスポーザーのデメリット
大きなデメリットとしては、通常のキッチンシンクでできることができない点です。
たとえば、プラスチック素材でできているディスポーザーは熱に弱く、熱湯を流せません。
野菜を茹でたお湯やカップ麺のお湯は水を足してぬるくしてから捨てなくてはならず、熱湯が大量に排出される据え置き型の食洗機は使えません。
また塩素系洗剤によって劣化が早まるためハイターなどが使えません。
日常的に塩素系洗剤をパイプ掃除などに使っていた方は不便さを感じるかもしれないポイントです。
そのほかに注意しなければならないのが、流せない生ゴミがあるという点です。
大きい貝殻、玉ねぎの皮や枝豆のさやなどの繊維質の生ゴミ、餅や生の鶏皮はディスポーザー内に残って粉砕能力の低下などにつながるため入れられないことが多いです。
使い方を誤って故障した場合、機器の取り替えとなると10~20万円ほどもかかるため、流すゴミの種類には気を配る必要があります。
誤ってスプーンなどの硬い食器などが入ってしまっても故障の原因となります。
まとめ
今回は賃貸物件の設備としても設置されていることがあるディスポーザーについて、そもそもディスポーザーとはなにか、そしてメリットデメリットも解説しました。
食事を家で作っていると、生ゴミは毎日の問題ですよね。
生ゴミ処理が嫌い、ストレスが多い、という方には暮らしの快適性が大きく上がる可能性がある設備ですので、検討されてみてはいかがですか。
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