登山と聞くと自分には縁のない事だと思っていませんか?
実は登るのに難しい山はありますが、簡単な山もたくさんあります。
今回は東京に住まいをお探しの方向けに、初心者でも簡単に登れる山や初心者に必要な道具、登り方などをご紹介いたします。
東京の山に登る前に登山初心者向けに必要な道具とは?
最初に登山に必要な道具について紹介いたしましょう。
登山にはザックと呼ばれるリュック、登山に適した靴、山の上は寒いので防寒具、水分補給の水筒やタオル、エネルギー補給のためのお菓子が必要です。
他にも坂道で体のバランスを取ってくれるストックや下山が遅れ、道が暗くなった際のヘッドライト、道に迷わないためのコンパスや地図などがあります。
結構たくさんありますが、今回は初心者向けなので、覚えておくのはザックや登山靴、冬の場合は防寒具、水分補給のための水筒程度で大丈夫です。
東京の山を登りたい登山初心者に一言「登り方は無理をしないこと!」
登山は当たり前ですが、体力をかなり消費します。
例えば、体重60キロの男性が3時間ほどで登れる山に行った場合、約2,000キロカロリーを消費すると言われています。
最初から全て登りきるよりも、ケーブルカーやロープウェイなどを使用して体力を温存したり、登山道が整備されている山を選びましょう。
自分のペースで無理なくゆっくり歩き、最初の休憩は登り始めてから30分後が良く、頻繁に休憩をとったり、荷物をおろしたりすると歩行ペースが乱れてしまうので、以降の休憩は60分から90分おきに10分程度の休憩がおすすめです。
普段歩く速度よりもゆっくり歩く事を意識し、ペースを一定に保ちましょう。
また、ここでいう「ペース」は、速度ではなく心拍数の事で、登山では最大心拍数の220-年齢の75%に保ちながら歩くと良いと言われています。
お昼ごはんなどもゆっくり取りすぎず、行動食などで手短に済ますとよいでしょう。
ゆっくりしたい気持ちはわかりますが、ゆっくりしすぎてしまうとリズムが崩れ、動き始めるまでにエネルギーを使いすぎてしまいます。
休憩中もただ休むのではなく、のどが渇いていなくても水分と電解質(イオン)は必ず摂取し、消費したエネルギーを補給するための糖質も摂りましょう。
他にも行動計画表や進捗状況を確認しておき、地図などでどのあたりを歩いているのか確認することも重要ですし、もし友人と登山に行った場合、友人の体調にも気をつけると良いでしょう。
また、脚を軽くマッサージしたり、ストレッチをおこなうのもいいですね。
いよいよ登山!東京で登山初心者におすすめなのはズバリ「高尾山」
必要なものや登り方がわかったら、いよいよ待ちにまった登山!
今回ご紹介するのは、東京都八王子市にある標高599mの「高尾山」です。
山に詳しくない方でも、高尾山を知っている方は多いのではないでしょうか。
年間を通じて観光客や登山者が多く、登山の経験がまったくない初心者でも登りやすいコースがあります。
高尾山には、1から6つの登山路と稲荷山コースの計7ルートがあります。
今回は初心者向けなので一番簡単なハイキングコースをご紹介。
まずはケーブルカーで、高尾山の表参道と言われている1号路にあたる標高472メートルの中腹まで行き、着いたら道に沿って頂上を目指します。
頂上へは20~30分ほどで到着します。
「え?登山ってこれでいいの?」と思われるかもしれませんが、まずは山に登るという第一歩を踏み出してほしいです。
また、登山は難しそうで大変に思えますが、最初の一歩を大変にする必要はありません。
高尾山は先ほどもお伝えしたとおり、7つのルートがあります。
まずは簡単なルートで登り、次はご自身でルートを決めて、必要なものを準備し、登ってみましょう。
今回のハイキングルートは、リュックがあったほうが良いですが、比較的軽装でも登れます。
ただ、靴に関しては登山靴(トレッキングやハイキングシューズ)を履いておくと、つま先などが痛くなりづらいので、用意しておくと良いでしょう。
また、高尾山には茶屋があり、そこでは団子やソフトクリーム、おそばなどが楽しめるので、グルメ好きな方にはおすすめです。
ほかにも1200年以上の歴史を誇る寺院「薬王院」もあるので、パワースポットめぐりにも良いですね。
高尾山以外にも同じ東京都にある御岳山や大岳山、千葉県の鋸山、神奈川県の弘法山など、初心者向けの山はたくさんあるので、高尾山で慣れたらご自身でも調べてみるのをおすすめします。
まとめ
今回は登山を経験してみたい初心者の方向けに、必要な道具や登り方、初心者向けの山である「高尾山」をご紹介いたしました。
事前準備や登り方を理解すれば、難易度の高い山以外の登山はそこまで難しくはありません。
日本でいちばん有名な富士山も、きちんとした事前準備やルート選びをおこなえば、初心者でも登れる山です。
準備を怠ったり無理な登り方をすると怪我をしたりするので、登山する際にはきちんと準備をしましょう!