国税庁の調査によると、令和2年の日本人の平均給与額は433万円とされています。
では、ほぼ平均額である年収400万円の方が賃貸物件を借りる場合、どのようなお部屋を選べば良いのでしょうか?
そこで今回はお部屋探しをされている方に向けて、年収400万円の場合の賃貸物件の家賃の目安についてご説明いたします。
収入からの家賃を考えよう!年収400万円の手取り額はいくら?
家賃を考える際は、年収ではなく「手取り額」から考えることが大切です。
手取り額とは収入から健康保険料や所得税などを差し引いた金額のことで、一般的には収入の75%~80%ほどとされています。
月収から月の手取り額を考える場合、ボーナスのありなしによって金額が変わる点に注意が必要です。
ではここで年収400万円の月の手取り額の目安を、ボーナスのありなしに分けてご紹介いたします。
●ボーナスなしの場合:400万円×0.8÷12か月=約26万円
●ボーナスありの場合:400万円×0.8÷(12か月+2か月)=約22万円
ボーナスは厚生労働省の調査による平均賞与を参考にし、夏季賞与と年末賞与でそれぞれ月給の1か月分支給されるとして計算しています。
このように同じ年収400万円でも、ボーナスの有無によって月収が異なるので、まずは自分の給与形態を把握することが大切です。
またボーナスがある場合は、毎年安定して出るか、賞与の金額が大きいかなどの条件によっても手取り額が変わることも覚えておきましょう。
年収400万円の場合の賃貸物件の家賃の目安はいくら?
賃貸物件の家賃は、手取り額の3割程度が目安です。
年収400万円の月収の手取り額は22万円~26万円なので、6.6万円~7.8万円が家賃の目安となることがわかりますね。
ただし家賃は暮らす方のライフスタイルにも関わる点に注意が必要です。
たとえば普段から自炊をされる方であれば家賃に比重を置けますが、外食や飲み会などが多い場合は、食費が高くなる代わりに家賃を抑える必要があるでしょう。
年収400万円の方が暮らせる賃貸物件の間取り:東京23区の場合
国土交通省は、一人暮らしの最低居住面積水準を25㎡と定めています。
では家賃が6.6万円~7.8万円の場合、最低居住面積水準を満たす賃貸物件で暮らせるのでしょうか?
東京23区のなかでも渋谷区などの中心部の場合、ワンルームの家賃相場は7.5万円〜10万円程度です。
築年数が経過していれば、8万円以下で専有面積が25㎡を超える賃貸物件もありますが、基本的には15㎡前後のお部屋が多いでしょう。
最低居住面積水準に満たない賃貸物件も多いので、家で過ごす時間が少ない方や、交通アクセスが便利な地域で暮らしたい方などにおすすめです。
一方で同じ東京23区のなかでも、江戸川区や葛飾区など中心部から少し離れると、専有面積が40㎡を超える賃貸物件も多く、2LDK以上の間取りも見つかりやすくなります。
最低居住面積水準を大幅に超える賃貸物件も多いので、家で過ごす時間を充実させたい方や、家賃を抑えたい方などにおすすめです。
年収400万円の方が暮らせる賃貸物件の間取り:埼玉県・神奈川県の場合
勤務地や学校は東京都にありますが、家を埼玉県や神奈川県でお探しの方もいらっしゃると思います。
埼玉県や神奈川県で暮らす場合は、専有面積が30㎡~60㎡程度の1LDKのほか、2LDKや3LDKなどの広いお部屋も視野に入れられるでしょう。
東京23区と比べて築浅物件や設備が整った物件を見つけられる可能性も高く、一人暮らしはもちろん、二人暮しや子育てファミリーにも適した住環境を確保できます。
家族構成や家賃から考える年収400万円の生活レベル
では年収400万円の方はどのような生活レベルになるのか、一人暮らしと二人暮しの場合についてそれぞれ考えてみましょう。
一人暮らしの場合の生活レベル
一人暮らしの場合は毎月4万円程度の貯金ができるので、年間で50万円弱ためることも可能です。
冠婚葬祭や急病などにも対応でき、2年間貯金を続ければ、100万円前後の自動車を購入することもできるでしょう。
自動車の維持費は毎月3万円~4万円程度なので、貯金することは難しくなってしまいますが、生活レベルを落とさずに暮らせます。
ただし駐車場代がかかる場合は、維持費を抑えるために軽自動車を選ぶなどの工夫が必要です。
二人暮らしの場合の生活レベル
二人暮しの場合は一人暮らしよりも広いお部屋を選ぶ必要があるため、都内の中心部から離れたエリアで暮らして家賃を抑えるなどの工夫が必要です。
また光熱費・通信費・医療費なども増えるので、スマートフォンの通信を格安SIMに変更するなど、固定費を節約することも心掛けましょう。
毎月3万円程度貯金したい場合は、食費を1日1,500円程度に収める必要があります。
自炊をメインにして一度に二人分の食事を用意し、昼食もお弁当を持参するなどの工夫をおこなえば、毎月1回は二人で外食を楽しめるでしょう。
娯楽費や交際費があまりかからない場合は、家賃を目安より少し上げることも可能です。
飲み会などの機会が少なく、家で過ごす時間が多い方は、住環境を整えるために広いお部屋を検討するのもおすすめです。
まとめ
今回は年収400万円の方が暮らす賃貸物件の目安についてご説明いたしました。
居住地域や間取りによって家賃が異なるので、同じ収入でもライフスタイルに合わせたお部屋を選ぶことが大切です。
毎月の支出を見直して生活のどこに重点を置くのかを確認し、生活レベルに合う賃貸物件を探しましょう。
私たちアムス・エステート株式会社では東京・埼玉・神奈川で賃貸物件を取り揃えております。
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