賃貸物件を探される際、日当たりなどが気になり方角を重視するという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
なかには風水などを気にされる方もいらっしゃると思いますが、部屋の方角は自分のライフスタイルを考慮して選ぶのがおすすめです。
そこで今回は賃貸物件をお探しの方に向けて、部屋の方角についてご紹介いたします。
部屋探しをする際に知っておきたい鬼門とはどの方角?
鬼門とは北東の方角を差し、邪気が出入りする不吉な方位と考えられています。
陰陽道では北と西を「陰」、南と東を「陽」としており、北東とその反対にあたる南西は、陰と陽の間で不安定になると考えられているのです。
そのため南西は「裏鬼門」と呼ばれ、北東と合わせて不吉な方角と考えられています。
部屋のなかでは北の方角を0度とすると、15~75度の位置が鬼門、195~255度の位置が裏鬼門となります。
ただし部屋のなかで中心を決めるのは難しく、人によって鑑定結果に差が生じる場合があることを覚えておきましょう。
鬼門は部屋にはどのような影響を与える?
玄関・キッチン・トイレは「三備」といわれ、暮らしの中で重要な役割を果たす場所と考えられています。
この三備が北東や南西の位置に配置されていると、部屋の家相が凶相になり住人の運勢に影響を与えるとされているので、気にされる方も多いのです。
しかし鬼門には、「家電製品がなかった頃の暮らしの知恵」という考えもあります。
たとえば冷蔵庫がなかった頃は、食料の足が早くなるという理由により、西日が当たる位置にキッチンを配置することは避けられていました。
また湿気によるカビの発生を防ぐために、北の方角に水回りを配置する家も少数でした。
このように気温や日当りが暮らしに影響を与えるので、リスクの低い位置に三備を配置するようになったのです。
現在は家電の進化などにより、方角に関係なく快適な暮らしができるので、過度に鬼門を気にせず、ライフスタイルに合う部屋を探しましょう。
部屋の特徴を知ろう!それぞれの方角のメリットとは
ベランダがどの向きにあるかによって部屋の特徴が異なるので、それぞれの方角にどのような魅力があるのかご紹介いたします。
東向きの賃貸物件のメリット
朝から日の光が室内にたっぷり入るので、晴れた日は爽やかに目覚められる点が魅力です。
洗濯物は午前中に干すと乾きやすくなるので、朝からしっかり活動し、夜は早く寝る生活の方に向いています。
早朝に日の光を浴びることは、体調管理にも良い影響を与えるといわれているので、生活リズムを整えたい方にもおすすめです。
西向きの賃貸物件のメリット
西向きは日照時間が長いため、室内が明るくなります。
また西日は太陽の位置が低いため、日光が部屋の奥まで届きやすいという特徴もあり、冬でも暖かい点が魅力です。
午後から徐々に明るくなってくるので、午前中はゆっくり過ごし、午後から活動する方に向いています。
南向きの賃貸物件のメリット
一日を通して日当たりが良いので洗濯物が乾きやすく、太陽の位置が高いので、西日ほど暑くならない点が魅力です。
大きなデメリットがないので、賃貸物件を探される際に南向きの部屋を希望される方も多くいらっしゃいます。
日本には南向きの家が多いので、生まれ育った家と同じように、日の当たる落ち着いた家に暮らしたいと考える方も多いようです。
北向きの賃貸物件のメリット
夏場でも涼しく過ごせる点が魅力です。
家賃が安く設定されている場合も多いので、部屋の希望にこだわりがある一方、費用を抑えたい方におすすめです。
部屋の特徴を知ろう!それぞれの方角のデメリットとは
それぞれの方角に魅力がある一方、気を付けるべき注意点もあるのでご紹介いたします。
東向きの賃貸物件のデメリット
朝から日の光が入るので、気持ち良く一日を始められる一方、午後は日が当たらなくなってしまう点に注意が必要です。
とくに冬場の午後は日差しが入りにくいため、早い時間帯から室内が暗くなってしまいます。
午後の時間帯に東向きの賃貸物件を内見すると、暗い印象を持ってしまう可能性があるので気を付けましょう。
西向きの賃貸物件のデメリット
夕方になると強い西日が入り込むので、室温が上がりやすい点に注意が必要です。
とくに夏場はエアコンを使用する機会が増えるので、電気代がかさむ可能性も高くなります。
遮光カーテンやサーキュレーターなどを併用して、室温を下げるように対策しましょう。
南向きの賃貸物件のデメリット
南向きは人気があるため、家賃が高くなりやすい点に注意が必要です。
日中家にいないことが多い方は、南向きのメリットを実感できる機会が少ないでしょう。
ほかの向きであれば同じ条件でも家賃が安くなる可能性があるので、範囲を広げて考えてみるのも良いでしょう。
北向きの賃貸物件のデメリット
日中でも室内が暗く、室温が低くなってしまう点に気を付ける必要があります。
また冬場に暖房器具を使用すると外との気温差が大きくなるため、結露が発生しやすくなる点にも注意が必要です。
日照時間が短いので洗濯物が乾きにくく、湿度の高さからカビが発生しやすくなるので、こまめに掃除や換気をおこなうことを心掛けましょう。
まとめ
今回は賃貸物件をお探しの方に向けて、部屋の方角についてご紹介いたしました。
それぞれの方角に特徴がありますが、どの向きが良いかは人によって異なります。
今回ご紹介したそれぞれの方角の特徴を参考にして、自分のライフスタイルに合う向きの部屋を選びましょう。
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