賃貸物件には木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造など、さまざまな建物構造があります。
木造はネガティブな印象を抱いている方もいらっしゃるかもしれませんが、さまざまなメリットもあるので、特徴を理解したうえで自分の暮らしに合うお部屋を選びましょう。
そこで今回は賃貸物件をお探しの方や一人暮らしの方に向けて、木造住宅のメリット・デメリットをご説明いたします。
建物構造が木造の賃貸物件のメリット
建物構造が木造の賃貸物件には、以下のようなメリットがあります。
メリット①通気性が良い
鉄骨造や鉄筋コンクリート造の賃貸物件と比べて通気性が良いので、とくに夏場は熱がこもりにくい点が魅力です。
また木材には調湿機能があるので、梅雨の時期は水分を吸収し、乾燥する冬場はため込んだ水分を放出する特徴もあります。
これらの特徴により、カビや結露の発生を防げるのも嬉しいポイントです。
通気性が良いとカビのほかにダニの発生も防げるので、アレルギーにお悩みの方は木造の賃貸物件を検討してみてはいかがでしょうか?
メリット②家賃が安い
鉄骨造や鉄筋コンクリート造の賃貸物件と比べ、比較的家賃が安くなります。
木造住宅は建設費用が安価で、2階建てなど規模が小さいアパートが多いため、これらの削減できたコストが家賃にも反映されるのです。
またエレベーターがない賃貸物件の場合は、管理費が安くなる傾向もあります。
家賃や管理費が安いと毎月の固定費を抑えられるだけでなく、初期費用や更新料なども抑えられるので、長期にわたってメリットを受けられるのも特徴です。
メリット③デッドスペースが少ない
柱が細いので室内の梁が少なくなり、部屋を有効活用できる点も魅力です。
梁が少ない部屋は家具を配置しやすいので、気軽に模様替えも楽しめます。
また間取り図などの情報と、実際に目で見たときの印象に、あまり差がない点も魅力です。
専有面積には梁も含まれているので、柱の多い鉄骨造や鉄筋コンクリート造の賃貸物件を内見すると、イメージよりも狭く感じてしまう場合があるので注意しましょう。
建物構造が木造の賃貸物件のデメリット
建物構造が木造の賃貸物件は、以下のようなデメリットに注意が必要です。
デメリット①遮音性が低い
鉄骨造や鉄筋コンクリート造の建物構造と比べ、遮音性が低い特徴があります。
隣室や上階の生活音や、車など外からの騒音が室内に入り込みやすく、また反対に自分が騒音の原因となってしまう可能性もあります。
最上階や角部屋を選べば騒音のリスクを減らせますが、自分が隣室や階下に影響を与える可能性があることも覚えておきましょう。
また壁や窓に防音シートを貼ったり、防音効果のあるカーテンを使用するのもおすすめです。
2階以上の部屋で暮らす場合は、厚さのあるカーペットやクッションタイルなどを敷いて対策しましょう。
デメリット②エアコンの効率が落ちる
通気性が良い建物構造は魅力である一方、エアコンが効きにくくなる点に注意しましょう。
せっかく家賃が安くても光熱費が高くなってしまう可能性があるので、暑さ・寒さ対策をおこなうことが大切です。
夏場は冷房にくわえて扇風機を使用し、空気を循環させるようにすると室内の温度差が少なくなります。
また断熱シートを窓に貼ったり、冬場は保温効果のあるカーテンを使用したりするのもおすすめです。
デメリット③耐震性が低い可能性がある
木造の賃貸物件の耐震性は、築年数によって異なります。
昭和56年6月に耐震性基準が改正され、耐力壁の量や倍率などが見直されました。
また平成12年にさらなる改正がおこなわれ、建築前の地盤調査が義務化され、基礎構造や壁の配置バランスなどが規定されています。
したがって平成12年以降に建設された賃貸物件は新耐震基準を満たしているので、耐震性も高くなっているといえますね。
一方、平成12年以前に建てられた賃貸物件は、リノベーション済みであれば耐震工事をおこなっている場合が多いので確認してみましょう。
建物構造が木造の賃貸物件はどのような方におすすめ?
以下のような条件の希望がありながら、家賃がネックになっている方は、費用を抑えられる木造の賃貸物件がおすすめです。
●新築・築浅のお部屋
●システムキッチン完備
●メゾネットなどおしゃれな間取り
上記に挙げた条件はどれも人気があるため家賃も高くなりがちですが、木造であればほかの建物構造より安い賃貸物件を見つけられる可能性が高くなります。
また家具を配置しやすいので、インテリアにこだわりたい方やスタイリッシュな暮らしに憧れている方にもおすすめです。
スタイリッシュを求める一方で、古民家風などレトロな暮らしに憧れる方も木造が向いています。
木材の吸湿性に優れた特徴は、高温多湿な日本の気候に合っており、四季の変化にも対応できます。
また近年では古民家をリノベーションしたシェアハウスも人気です。
昔ながらの落ち着いた空間で、四季の変化を感じながら、お部屋で過ごす時間を楽しんでみませんか?
まとめ
今回は賃貸物件をお探しの方や一人暮らしの方に向けて、木造住宅のメリット・デメリットをご説明いたしました。
それぞれの建物構造に特徴があるので、今回ご紹介した内容に魅力を感じた場合は、ぜひ木造の賃貸物件をお選びください。
私たちアムス・エステート株式会社では東京・埼玉・神奈川で賃貸物件を取り揃えております。
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