賃貸物件での一人暮らしで停電が発生した場合、周りの状況を確認して一人で対処しなければなりません。
どのような原因で停電が発生するのか理解し、緊急時にも冷静に対応できるように備えておきましょう。
そこで今回は賃貸物件での一人暮らしを検討されている方に向けて、停電が起こる原因や、いざというときの対処法をご紹介いたします。
賃貸物件で一人暮らしをするうえで知っておきたい!停電が発生する原因は?
停電はさまざまな要因で発生するため、状況に応じて適切な対応をおこなうことが大切です。
まずは停電が発生する主な原因を把握しておきましょう。
台風・雷・地震などの自然災害
台風・雷・地震などの自然災害が発生すると、電柱や電線が損害を受け、地域一体への電気の供給が止まってしまうことがあります。
この場合は電力会社による復旧作業がおこなわれるため、再び電気が各家庭に行き届くまでしばらく待ちましょう。
電力会社のサポートセンターに問い合わせれば、電気の復旧状況を確認できますが、回線が混雑しておりなかなか電話がつながらない場合もあるのでご注意ください。
また自然災害のほかにも電線の工事などがおこなわれると、電気が落ちる場合があります。
この場合は、事前に工事会社からチラシなどで連絡が届きます。
突然電気が使えなくなって慌てないよう、工事の時間に合わせてスケジュールを立てましょう。
何らかの理由によりブレーカーが落ちる
自分の部屋のみの電気が突然切れた場合は、分電盤のブレーカーを確認し、原因を調べましょう。
ブレーカーとは電気を利用するための安全装置で、賃貸物件のお部屋の中に設置されています。
分電盤にはアンペアブレーカー・漏電ブレーカー・安全ブレーカーという3つの種類があり、火災や感電などが発生しないよう、電気の供給に異常が起きた場合は該当するブレーカーが落ち、電気の供給が止まる仕組みになっています。
アンペアブレーカーが落ちた場合は、主に電気の使い過ぎが原因です。
賃貸物件の部屋で使える電気の総量は電気会社との契約によって決まっており、その容量を超えるとブレーカーが落ちます。
また安全ブレーカーも規定の容量を超えた場合に落ちるものですが、お部屋全体ではなく、対応した回路に流れる電気に対して容量を超えた場合に落ちます。
漏電ブレーカーが落ちた場合は、部屋のどこかで漏電が発生していることが原因です。
漏電により火災が起きる可能性もあるので、アンペアブレーカーや安全ブレーカーよりも慎重に対応しましょう。
賃貸物件の一人暮らしで停電が発生した際におこなうべき対処法は?
賃貸物件で暮らしていて停電が発生した場合は、状況に応じて以下のように対処しましょう。
状況を把握して電源プラグを抜く
まずは停電が起きた理由を把握し、電気が復旧した際の火災や事故を防ぐために、コンセントから電源プラグを抜きましょう。
とくにアイロンやストーブなどの発熱する電化製品や、ハンドミキサーや電動ノコギリなどの回転器具は、急に稼働すると危険なのでご注意ください。
また停電中に外出する必要がある場合は、分電盤のブレーカーを落としてから出かけると安全です。
アンペアブレーカーが落ちた場合の対処法
分電盤を確認してアンペアブレーカーが落ちている場合は、電源プラグを抜いたあとにブレーカーを上げ、電気の使用量を減らしましょう。
ブレーカーが落ちる頻度が高い場合は、電力会社に相談すれば容量を上げられますが、電気料金も上がるのが注意点です。
漏電ブレーカーが落ちた場合の対処法
漏電ブレーカーが落ちている場合は、アンペアブレーカーと安全ブレーカーを落としてから、以下の順番でブレーカーを上げましょう。
アンペアブレーカー・漏電ブレーカー・安全ブレーカー
また賃貸物件のお部屋のどこかで漏電が発生している可能性があるので、管理会社に連絡して対応してもらいましょう。
賃貸物件での一人暮らしは停電などの災害に対する備えが大切!
地震や台風などの自然災害はいつ起こるかわからないので、日頃から緊急時に備えておきましょう。
食べ物は火を使わずに食べられるアルファ米などのご飯・チョコレート・ビスケット・乾パンなど、飲み物は1日3リットルと考え、3日分の9リットル備えておくと安心です。
また食べ物や飲み物は消費期限を確認して、定期的に中身を入れ替えましょう。
災害時には停電が続くこともあるので、懐中電灯もご用意ください。
夜中に停電が起きると足元が見えず、転倒の危険もあるため、枕元など取りやすい位置に懐中電灯を置いておくと安心です。
また携帯電話やスマートフォンの充電ができないと、家族と連絡が取れなくなってしまうので、しっかり充電した充電器も用意しておきましょう。
まとめ
今回は賃貸物件での一人暮らしを検討されている方に向けて、停電が起こる原因や、いざというときの対処法をご紹介いたしました。
電気が落ちた理由によって対処法も異なるので、日頃からしっかり災害に備え、その場に応じて適切に対処しましょう。
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