引っ越しの際に少々面倒くさい事の一つに家具や家電選びがあります。
自分自身の趣味や好きなメーカー、性能を一つひとつ決めることが好きな方には問題ありませんが、中には選ぶ時間がなかったり、面倒に感じたりする方もいらっしゃると思います。
既に家具と家電を所有しているなら、それを運べばいいだけですが、その分引っ越し代も高くなりますし、並べ直すのも面倒という方もいらっしゃいます。
今回は、家具と家電が最初から付いてくる賃貸物件についてご紹介いたします。
メリットやデメリットはもちろん、注意点についてもご紹介いたしますので、ご参考になれば幸いです。
家具家電付き賃貸物件のメリットとは？
初期費用を抑えられる
家具家電付き賃貸物件の最大のメリットといえば、初期費用を抑えられる事ですね。
家具や家電は一式揃えるとお金がかかってしまいます。
また、最初から備え付けられているなら入居したその日に使えるのもメリットです。
同じ場所で一式揃えたのでしたら問題ありませんが、冷蔵庫や洗濯機などを別々の安い所で購入したり、そもそも家具と家電はホームセンターなどは取り揃えていますが、基本的には別々のお店で売っています。
そのため、届く日が違う事もあり、洗濯するまで数日かかったり、パソコンを使いたいのに机がないから使いづらいなど起こりうる事もあります。
引っ越し代金が安い
家具や家電が無いと引っ越し費用が安くなります。
洗濯機や冷蔵庫などは1人で持つのが難しいため、2人以上で対応することが多いですが、その場合、人件費がかかるため引っ越し代金もその分高くなります。
家具と家電が備え付けられている賃貸物件なら、洋服といった必需品だけ持っていけば良いので、量や引越し先によっては引越し業者にお願いしなくても自分のスーツケースなどに入れて持っていくことが可能です。
また、古くなってきた家具や家電を処分する必要が無いのもメリットでしょう。
故障した場合は家主が負担することも
契約内容によっては、故障した際に家主が負担する場合があります。
ただし、経年劣化などの故障のみである事が多いので、自身の不注意で壊してしまった場合は負担されない可能性が高いです。
お部屋もそうですが、家具や家電も借り物なので大切に使いましょう。
家具家電付き賃貸物件のデメリットとは？
自分の好きなものを選べない
当たり前ですが、既に備え付けられているので自分の好みではない家具や家電を使うことになるかもしれません。
自分で購入して設置することも可能ではありますが、外した家具や家電の置き場所の関係上、難しいかもしれません。
お部屋を一色に統一したい！など、こだわりがある方にはオススメできません。
また、家具や家電付きの賃貸物件は一人暮らし向けばかりです。
そのため、人によっては冷蔵庫や洗濯機が小さかったりしますし、テレビも小さい場合があります。
特に冷蔵庫に関しては自炊をする方なら大きいほうが良いと思われますので、不動産会社に質問したり、内見などで確かめると良いでしょう。
新品ではない
基本的に備え付けの家具や家電は、既に誰かが使用した中古品です。
中古でも問題ない方ならよいのですが、気になる方にはオススメできません。
もちろん、きちんとクリーニングしてから貸し出しますが、ある程度の使用感はあると思っておきましょう。
また、長時間使用する家具に寝具などのベッドがあります。
思った以上にベッドが小さい、マットがヘタれているといった事もあると思いますので、こちらは内見時などに確認しておくと良いでしょう。
長期で借りると損することも
家具や家電が付いている賃貸物件は、家賃にその分の費用が足されていることが多いです。
そのため、同じエリア、広さの物件と比較して少しだけ高い事も。
2年程度なら問題ないと思いますが、10年も住んだ場合は割高になってしまうかもしれません。
家具家電付き賃貸物件の注意点とは？
家具と家電の状態は入居後すぐにチェック
前入居者が乱雑に扱ったせいで、状態が悪い場合もあります。
基本的に管理会社が確認はしますが、見落としてしまう可能性も考えられます。
もしその状態を放置して壊れてしまった場合、故意に壊したということで修理代を請求される可能性もあります。
家具や家電は入居後すぐに確認して写真を撮り、証拠を残しておきましょう。
契約書は必ず確認すること
家具や家電が経年劣化で壊れてしまった場合、家主が負担する場合があるとメリットの部分でお伝えいたしましたが、契約書に家具や家電が「備品」と書いてあるのか確認しておきましょう。
場合によっては「貸与」や「設備外」など書かれている事があります。
その場合は家主ではなく、借り主が負担することになるので注意しておきましょう。
念のため、借りる前や内見時に設備かどうかを聞いておくのも良いでしょう。
まとめ
今回は、家具や家電が備え付けられている賃貸物件のメリット、デメリット、注意点とは何かについてご紹介いたしました。
上手く使えば、初期費用や引っ越し費用を大幅に抑えられる物件ではありますが、デメリットと注意点に関してはきちんと知っておくのをオススメします。
今回の記事を参考に、皆さんが理想とする住まいが見つかれば幸いです。
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