今年、熱中症で搬送された方は、昨年同時期の約1.68倍とニュースで報道されるほど、熱中症患者が増えています。
コロナ感染予防のため、外でもマスクをすることが増えた事と平均気温が例年よりもやや高めである事が原因とされています。
夏の暑さはまだまだ続きます。
既にご存じの対策もあるとは思いますが、今一度、熱中症への対策について学んでいきましょう!
夏の熱中症対策について①水分と塩分補給は大事
まず、熱中症対策をご紹介する前に熱中症の症状をご紹介いたしましょう。
熱中症は以下の4つの症状に分類されます。
・熱失神
血圧が低下し、脳への血流が悪くなることで、めまいや一時的な失神を起こします。
・熱けいれん
大量に汗をかき、水だけを補給することで血液の塩分濃度が低下した際に、筋肉痛や筋肉のけいれんが起こります。
・熱疲労
大量に汗をかき、水分補給が追いつかない場合、全身の倦怠感や頭痛、嘔吐などが起こります。
・熱射病
体温が上昇することで、身体が異常をきたし、意識障害やふらつき、言語が不自然になります。
熱中症の症状がわかったところで、熱中症の対策をご紹介いたします。
熱中症への一番の対策といえば、水分と塩分補給ですね。
よく「水分補給をしよう」といった事を耳にしますが、水分だけではなく塩分の補給も大事です。
4つの症状の中にもありましたが、水分だけを補給し、塩分を補給しないと体内の塩分濃度が薄くなります。
一時的に喉の渇きは収まりますが、体内の濃度を戻すために体内の水分を排出します。
しかし、そのせいで体液が不足し、それが原因で熱中症を起こしてしまいます。
水分補給の際は、水ではなく塩分(ナトリウム)などが入ったスポーツドリンクなどがオススメです。
もしも水しか用意できなかった場合は、塩分補給用のアメを一緒にとると良いでしょう。
また、1時間に1回はかならず水分補給をするよう、周りへの声掛けやアラームなどで忘れないようにすることをオススメします。
夏の熱中症対策について②睡眠環境を整える
睡眠が不足してしまうと、寝られなかった分、体力も回復しませんし寝不足でフラフラしてしまいます。
忙しい日々が続くとは思いますが、睡眠はなるべく取りましょう。
また、睡眠時間も大事ですが、同時に睡眠環境を整えるのも大事です。
実は熱中症の4割は夜間に起こっています。
熱中症の初期症状である、だるさやめまい、立ちくらみなどは、睡眠中に自覚できないので、症状がさらに悪化していきます。
夜は昼よりも気温が下がるので大丈夫だろうと思っている方が多いようですが、昼間のうちに天井や壁が暖められ、蓄えられた熱が部屋の中に放出され、室温が高くなります。
また、防犯のために窓を締める方も多く、そのせいで熱の逃げ場がなくなっているのも大きな原因でしょう。
そのため、睡眠環境を整えるのも熱中症対策になります。
睡眠中の熱中症対策を以下にまとめてみました。
エアコンは惜しまず使う
熱中症で搬送される方の多くは、家にエアコンがある場合が多いです。
では、なぜエアコンを使わないのでしょうか。
理由は電気代を節約するために、扇風機などで済ましている事が多いからです。
実は熱中症で搬送されて、入院せずに点滴だけで帰宅しても、保険が効いて7,000円ほどかかります。
上記の費用は、入院せずに帰宅した場合なので、ひどい場合はもっと費用がかかる事も。
場合によっては、死亡してしまう可能性もあるので、エアコンは惜しまず使ったほうが、経済的にもお得です。
寝る前に水分補給
睡眠中は意外と汗をかきます。
そのため、寝る前に約200mlの水を飲むと良いでしょう。
もし、水を飲むのが嫌でしたら水ゼリーで代用するのをオススメします。
また、アルコール類やコーヒー、緑茶などは利尿作用があり、トイレに行くことで安眠が妨げられますし、体内の水分を排出するため脱水症状を引き起こしてしまう可能性もありますので、飲まないようにしましょう。
夏の熱中症対策について③食事はバランスよく取る
常にバランスの良い食事を心がけている方は問題ありませんが、食事をきちんと取ることは熱中症対策にもなります。
ただ、バランスの良い食事を心がけようとも、自炊をおこなったことがない方や忙しい方にはなかなか難しい問題かと思います。
そういう時はレシピ紹介サイトや熱中症対策レシピで検索し、管理栄養士の方が考えたレシピを参考に作るのが良いでしょう。
プロの方が考えたレシピなので、栄養バランスはもちろん、火を使わない料理や時短料理もあり、忙しい方にもオススメです。
まとめ
熱中症は毎年、多くの人が発症し、死亡する事が多い怖い病気です。
ただ、きちんと水分・塩分補給をし、睡眠環境を整え、バランスの良い食事を心がければ、発症するリスクを大幅に下げられます。
また、今回紹介した対策以外にも、自分のいる場所の気温や湿度を常に確認したり、衣服を麻や綿といった通気性の良い生地にしたり、冷却グッズで体を冷やすのもオススメです。
他にも、周りに高齢者の方がいらっしゃったら、声掛けをしてみましょう!
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