2019年に行われた民間の調査によると、首都圏オフィスへの通勤時間は平均49分だそうです。
それだけ長い通勤時間ですから、できればラッシュにもまれることがない、混まない路線を選びたいですよね。
この記事では、東京で通勤時に混雑を避けやすい穴場路線と、通勤時間におすすめの趣味などをご紹介します!
東京で混雑を避けやすい穴場路線はこの2路線!
東京はどの路線沿線に住んでも、通勤電車が混むのを避けるのは難しい…とお考えではないでしょうか。
たしかに通勤時間帯もガラガラで、いつでも座れるような路線はないかもしれませんが、多少は混雑を避けやすい穴場の路線はあります。
まずは国土交通省が発表している、電車の混雑率を確認しておきましょう。
・100%…電車の定員。座席につくか吊革につかまる、あるいはドア付近の柱をつかめる
・150%…肩が触れあう程度で、楽に新聞が読める
・180%…体が触れあうが、新聞は読める
・200%…体が触れあって相当な圧迫感はあるが、週刊誌であればなんとか読める
・250%…電車が揺れるたびに体がななめになって、身動きも手を動かすこともできない
2018年に国土交通省が発表したデータによると、もっとも混む路線は東京地下鉄東西線の199%で、全31区間の平均混雑率は163%でした。
ここではこの混雑率を基準に、混雑率が150%以下の穴場路線を2つご紹介しましょう。
①東武東上線
東武東上線は、東京都豊島区にある池袋駅から、埼玉県大里郡寄居町にある寄居駅までを結ぶ路線です。
東京都内では、豊島区の池袋駅から板橋区の成増駅までの間に、ときわ台や東武練馬など合わせて8つの駅があります。
そんな東武東上線の混雑率は137%で、調査をした31区間の中で混雑率としては4番目に低い路線でした。
豊島区から板橋区は、都内でもまだ地価が高騰していないため住みやすく、住居を構えて池袋や都心方面へ通勤するのにおすすめできる穴場の路線です。
②京王井の頭線
京王井の頭線は、東京都渋谷区の渋谷駅と武蔵野市の吉祥寺駅を結ぶ路線で、混雑率は148%でした。
渋谷駅へのアクセスを考えた場合、東急田園都市線あるいは東急東横線を思い浮かべる方が多いと思いますが、これらの路線は人気の街が多いこともあり常に混雑しています。
ちなみに東急東横線の混雑率は168%、東急田園都市線にいたっては混雑率185%を記録しています。
京王井の頭線は郊外を走る電車と相互乗り入れをしていないため、全体的に乗客数が少ない特徴があり、穴場としておすすめできる路線です。
東京で混む路線は穴場路線とどんなところが違う?
それでは反対に、混雑する路線はどこなのでしょうか。
国土交通省の調査でもっとも混む路線とされていたのは、東京メトロの東西線でした。
東西線は、東京都中野区の中野駅から千葉県船橋市の西船橋駅を結ぶ路線で、千葉方面から東京の真ん中を横切るように走っています。
千葉からの通勤客を東京まで運ぶ路線として人気が高いことや、大手町など他社線との乗り継ぎに便利な駅が多いことが、混雑率を上げる要因となっているのでしょう。
次に混雑率が高かったのはJR東日本の総武線で、197%との結果が出ています。
総武線は、千葉県の千葉駅から東京都の御茶ノ水駅を経由して、三鷹市の三鷹駅までを結ぶ電車です。
総武線も都心へ通勤客を運ぶ足であること、またお茶の水や新宿など主要駅を通ることから人気が高く、そのため混雑していると思われます。
つまり混む路線の特徴は、主要な駅や乗り換えに便利な駅が多いことになります。
混雑する理由は、通勤の足としての利便性が高いため人気があるからだと言えるでしょう。
東京の穴場路線で通勤するときにおすすめの趣味
最初にご紹介したとおり、首都圏での平均通勤時間はおよそ49分で、往復で考えたら1時間半以上を電車の中で過ごしていることになります。
1週間に5日通勤したら7時間半、1カ月に20日通勤したら30時間になる計算です。
それだけ長い時間を電車の中で過ごすのであれば、せっかくですから趣味に時間を費やしてみてはいかがでしょうか。
とは言っても、混雑している電車の中ではできることが限られているので、スマホを活用する趣味を見つけるのが無難でしょう。
たとえばビジネス書などのオーディオブックを聞くことは、実益を兼ねた趣味になります。
またスマホで趣味の映画を見るときでも、英語の副音声をかけるようにすれば、語学の勉強にもなるでしょう。
資格取得の勉強も、最近はアプリが利用できるものもたくさんあるのでおすすめです。
往復1時間半にもなる通勤時間、ムダに過ごすのを避けるためにも、ぜひ将来に役立つ趣味に費やしてみてください。
まとめ
東京都で混雑率が低い穴場の路線と、反対に混雑しがちな人気路線、そして通勤時間におすすめしたい趣味をご紹介しました。
ご紹介した路線でお住まいを探すときには、その沿線地域に詳しい不動産会社に相談してみてくださいね。