東京都と神奈川県を通る幹線路線であるJR横浜線。
便利な路線ですが、「横浜」線であるにも関わらず横浜駅まで行く電車は一部に限られるなど、謎を持つ路線でもあります。
この記事では横浜線沿線で一人暮らしを検討している人向けに、沿線の住みやすい駅とその理由を東京都と神奈川県に分けてご紹介します。
また、横浜線が横浜駅まで行かない理由についても調べましたので併せてご紹介します。

東京都と神奈川県を通る横浜線沿線で住みやすい駅 東京都編(八王子駅・町田駅)
沿線の東京都内にある駅の中では、八王子駅と町田駅が住みやすい駅だとされています。
いずれも23区外ではありますが、物価の安さなど、23区外だからこその特徴は魅力的です。
まずは、八王子駅と町田駅が住みやすい駅となっている理由を紹介します。
<横浜線沿線で住みやすい東京都の駅①:八王子駅>
東京都八王子市の中心的な駅である八王子駅は、多摩地域全体で見てもターミナル駅の1つに数えられています。
JRでは横浜線のほかに中央線にも乗れるうえ、徒歩圏内の京王八王子駅から京王線に乗ることも可能です。
京王八王子駅は始発駅であるため少し待てば座って通勤できます。
新宿まで約39分、渋谷まで約47分と都心部へのアクセスはベッドタウンとしては悪くありません。
都心から離れる分、家賃が安く抑えられるのも八王子駅周辺に住むうえでうれしいポイントです。
駅周辺からは京王バスや西東京バスが運行しているほか、羽田空港や成田空港行きのバスもあるため飛行機をよく利用する人にもおすすめです。
八王子駅周辺は東京西部では中心的な繁華街で、周辺エリアからも買い物客などが訪れます。
駅北口にはセレオ八王子や八王子オクトーレなどの大型商業施設や学生向けの安い飲食店などがあり、買い物や外食には困りません。
一方、公的機関や住宅街は主に駅の南側にあるため、繁華街とは区別された住みやすい駅としての環境が整っています。
<横浜線沿線で住みやすい東京都の駅②:町田駅>
東京都町田市はすぐ隣が神奈川県相模原市で、横浜線の駅でも町田駅の一駅先が神奈川県の古淵駅となっています。
このような地理的な要因や、横浜線のほかに小田急電鉄の小田原線も乗り入れている特性上、東京都および神奈川県方面のどちらへもアクセスが非常に良好です。
新宿駅までは小田急線の急行で最短31分、そして新幹線が停まる神奈川県の新横浜駅までは20分ほどでたどり着けます。
町田駅周辺は商業施設やオフィスビルが建ち並ぶ繁華街となっていて、周辺エリアでは最大級です。
そのため住宅地は駅から徒歩10分前後離れた地域から始まりますが、町田駅には大きなバスターミナルがあるため、そのような住宅エリアや橋本方面へも常にバスが発着しています。
駅から徒歩すぐの場所にある「町田仲見世商店街」は、昔ながらの個性的な人気店が軒を連ね、平日でも行列が見られるほど賑わっています。
その他にも、図書館とは思えないほどの最新式のデザインを兼ね備えた町田市立中央図書館をはじめ、市民ホールや民間のスポーツクラブなどの施設も多く存在します。
ただ生活するだけではない、高いレベルでの生活水準を持った住みやすい駅がここにあります。
東京都と神奈川県を通る横浜線沿線で住みやすい駅 神奈川県編(東神奈川駅)
神奈川県横浜市神奈川区にある東神奈川駅は、横浜線のほかに京浜東北線も乗り入れています。
歩道橋でつながった京急仲木戸駅からは、京急本線も利用可能です。
横浜線は一部の電車しか横浜駅までの運行をしませんが、京浜東北線を利用すれば、そのまま直通で根岸線に乗ることができます。
隣駅であるため、横浜駅までは約3分でたどり着けます。
品川までは京浜東北線で約25分と都心へのアクセスも良好で、遅延などの多い京浜東北線に代わる迂回路線として京急線やバスも利用できる点も見逃せません。
バスはほとんどが駅の西口から出ており、鶴見駅や綱島駅まで運行するなど、神奈川県内を網羅しています。
東神奈川駅付近こそ商業施設が集まっていますが、特に駅の北側エリアは閑静な住宅街です。
西側には学校などの教育施設も多く、他駅からの買い物客は多くないため、神奈川県による再開発でオープンしたCIAL PLATも落ち着いて利用できます。
神奈川区役所や消防署、警察署なども 近くにあるため治安も良く、住みやすい駅といってよいでしょう。
神奈川県を通る横浜線沿線で住みやすい駅:横浜駅まで行かない理由とは?
横浜線は「横浜」という名称がついていますが、横浜駅まで行けるのは日中の一部の電車のみです。
そもそも公式の区間設定も、東神奈川駅~八王子駅までの20駅とされています。
その理由は、横浜線は都心そのものへ向かう路線ではなく、都心に向かう電車と住宅地を結ぶ路線であるからです。
横浜線は、横浜と八王子を結ぶことを目的として建設された私鉄の横浜鉄道が、東海道本線との接続駅として建設されたものが前身となっています。
横浜にはすでにたくさんの路線や商業施設があるため、横浜線を横浜駅につなげるための土地や電車の間隔を調整する余裕がありません。
そのため、東神奈川駅からの区間は横浜線以外の路線やほかの交通手段に任せているのです。
そのような目線で見ると、横浜線沿線の駅はいずれも住宅地として定評があるため、どの駅も住むのに適した住みやすい駅だと言えるでしょう。
まとめ
横浜線は都心に向かう電車と住宅地を結ぶ路線であるため、その名称にも関わらず横浜駅まで行かないなど、一風変わった特徴を持っています。
住宅地として定評のあるエリアであるため、いずれの駅も住みやすい駅であり、特に八王子駅や町田駅、東神奈川駅は住みやすい駅として評判です。
一人暮らしならばぜひ、アクセスが良くて住みやすい駅である横浜線沿線を検討してみてください。
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