アパートやマンションなどの賃貸物件を探す際には、1階に住むか、2階以上に住むかの選択は重要なポイントです。
一般的には2階以上の部屋を希望する方が多いですが、どちらにもメリット・デメリットがあります。
賃貸物件を探している方は、1階にするか2階以上にするかの選択で失敗しないために、それぞれのメリット・デメリットを把握しましょう。
賃貸物件の1階と2階以上の部屋に住むそれぞれのメリット

まずは、賃貸物件の1階に住むメリットと、2階以上に住むメリットから見ていきましょう。
〈賃貸物件の1階に住むメリット〉
●好条件の部屋が見つかりやすい
●行き来が楽、引越しの荷物の搬入も簡単
●騒音トラブルが少ない
1階の部屋は2階以上の部屋と比べると、物件数が多い傾向があります。
その中には、2階以上の部屋よりもベランダが広かったり、庭付きだったりと、好条件の部屋も多いです。
また、賃貸物件では、高層階になるほど家賃が高くなる傾向があるので、2階の部屋よりも1階の部屋のほうが家賃を抑えられます。
行き来が楽というのも大きなメリットです。
エレベーターや階段を使う必要がなく、マンションやアパートのエントランスからすぐに荷物を搬入できます。
騒音トラブルが少ないこともポイントで、1階は下の階がないので、足音などの騒音を心配する必要もありません。
〈賃貸物件の2階以上に住むメリット〉
●換気がしやすい
●1階よりも防犯面で安心できる
●日当たりがいい
1階の部屋は通行人からの視線や防犯面の心配があるため窓を開けにくいですが、2階以上の部屋はその心配がありません。
湿気が気になったら窓を開けて換気ができるので、風通しを良くすることが可能です。
また、2階以上の部屋は窓やベランダからの侵入が難しくなるため、1階の部屋よりも防犯面では安心感があります。
日当たりの良さも2階以上の部屋を選ぶメリットです。
高層階になるほど日差しが届きやすく、湿気も軽減されて洗濯物が乾きやすくなります。
賃貸物件の1階と2階以上の部屋に住むそれぞれのデメリット
賃貸物件選びで失敗しないためには、1階の部屋と2階の部屋のそれぞれのデメリットを把握しておくことも大切です。
デメリットを知ることで、住む前にそのデメリットをカバーするための対策を考えることもできます。
まずは、それぞれのデメリットが何かを見ていきましょう。
〈賃貸物件の1階に住むデメリット〉
●通行人から見えやすい、防犯面が心配
●湿気が多い
●虫が出やすい
1階は窓から通りや駐車場などが丸見えということが多く、近所の人や通行人から見えやすいです。
外から見えやすいと、プライバシーの侵害だけではなく、防犯面でも心配になります。
また、1階の部屋は近くの建物等に日差しを遮られて日陰になりやすいことから、湿気が多くなりがちです。
防犯上窓を開けることが難しい場合は、なかなか換気もできません。
湿気が多いと洗濯物が乾きにくいという問題も出てきます。
さらに1階は地上と近いことから、虫が出やすいため、防虫対策が必要です。
〈賃貸物件の2階以上に住むデメリット〉
●下の階への騒音トラブルの心配がある
●エレベーターの待ち時間、階段の行き来、荷物の搬入が大変
●家賃が高い傾向がある
2階以上の部屋は、下の階と騒音トラブルにならないように常に配慮しなければなりません。
足音や椅子を動かす音などを軽減させるため、カーペットを敷くなどの対策を考えましょう。
また、エレベーターの場合は待ち時間がストレスになったり、階段は行き来が大変だったりすることもデメリットの1つです。
引越しの搬入も1階と比べると大変で、2階以上の引越の場合は割増料金が設定されていることもあります。
さらに、家賃も2階以上の部屋のほうが高くなりがちです。
賃貸物件の1階に住むなら防犯対策はしっかりする
賃貸物件の1階で最も気になるのは防犯面ではないでしょうか。
これから実践してほしい防犯対策を紹介するので、1階に住むことを検討している方はぜひ参考にしてください。
〈覗き見を防止する対策〉
窓から覗き見ができてしまうと、不在中などの様子がわかってしまい、侵入者を招く要因となってしまいます。
そのため、窓からの覗き見を防止する対策が必要です。
例えば、「覗き見防止シート」を窓に貼る方法があります。
ステンドグラスやすりガラスのデザインなど、さまざまな覗き見防止シートがホームセンターやネットショップなどで販売されているのでチェックしてみてください。
その他、すだれを窓やベランダに立てて固定する方法も、覗き見防止策として有効です。
〈その他に実践してほしい防犯対策〉
賃貸物件の1階を検討しているなら、人通りが多く人目につきやすい部屋を選ぶことも防犯対策としておすすめです。
人通りが多い場所はプライバシーが侵害される心配はありますが、人目につきやすい部屋は防犯面の心配が少なくなります。
防犯カメラ付きの物件やインターホン付きの物件など、防犯対策がしっかりしている物件を選ぶこともポイントです。
また、窓やベランダなどの気になる場所に、防犯カメラや人影を感知するセンサーライトを自分で付け足したい場合は、必ず管理会社や大家さんに相談しましょう。
部屋を決めたら、入居する前にドアの鍵を交換することも防犯性を高めるうえで重要です。
さらに、市販の補助鍵を使ってダブルロックにするとより安心できます。
まとめ
賃貸物件の1階は防犯面が心配という理由から、一般的には2階以上の部屋のほうが人気です。
しかし、賃貸物件の1階でも、防犯性を高める対策を自分で実践することはできます。
賃貸物件の1階と2階それぞれのメリット・デメリットと、実践できる防犯対策を理解したうえで、住みたい部屋を選びましょう。
東京・埼玉・神奈川で賃貸物件をお探しの際は、アムス・エステート株式会社までぜひご相談ください。




